最初から
「おいし」

温め直したお粥を彼女は口に運ぶ

「よかった。身体だるくない?」

「あ、さっきよりは大丈夫です」

そう言い笑顔を見せてくれた

「あの…お名前…は?」

「あ、俺、陽介っていうんだ」

「陽介さん…、あたしは美由紀です」

「美由紀ちゃんね」



美由紀ちゃん…か、可愛いな



お粥を食べ終わった美由紀ちゃんに果物も用意し、最後薬も飲ませて、また寝るように言った


「あの、こんなにありがとうございました…」

「いいって、健二の妹だしな」

「フフ、お兄ちゃんの事好きなんですね」

あいつはすぐに気合ったし、いい奴だし、本当いい友達だ

「美由紀ちゃんも好きなんだろ健二の事」

「はい、いつもお兄ちゃんの後くっついて、お兄ちゃん子なんですあたし」


シスコンにブラコンだな。何か羨ましいな


.
< 6 / 14 >

この作品をシェア

pagetop