本日、学園良好!
転校初日は嵐の予感?

01


キーンコーンカーンコーン 
     キーンコーンカーンコーン


・・・・・・・。


「初めまして、宮前侑紀です。」

「じゃあ、宮前は空いている席にでも・・・」

僕の名前は宮前侑紀(ミヤマエ ユウキ)。

今日は転校初日ですっごく緊張しています(汗)

「はぁい♪先生ぇ~!!僕のお隣りが丁度空いていまぁっす♪」

「あぁ、そういえばそうだったな!じゃぁ、宮前は浅倉の隣の席に^^」

「あ、はい。」

浅倉くんっていうのか、小学生と見間違えそうな見た目と自分との身長差に僕は驚いていた。

がたっ

「あわっ!!」



スッ・・・・

誰かが僕に手を差し伸べている。

どうやら僕は転んでしまったらしい。

「くすっ・・・侑紀ちゃんって可愛いですね?」

肩まで伸びた金色の髪の毛が僕の頬をなでる・・・

(綺麗な人・・・だなぁ・・・)

「あっれぇ~??ゆっちゃん転んじゃったのぉ~??」

「あはは・・・;;」

「えへっ♪ほら!僕の手にも捕まって!」

「あ、ありがとう///」

自分よりも幼く見える浅倉くんの手を強めにしっかり握って立ち上がった。

「よっと・・・」

「僕、浅倉朋和!!朋和で良いよっ♪」

「私は神木梓です。同じく呼び捨てで構いませんよ?」

妙に似合っている敬語を並べながら髪を手の甲で払う仕草・・・・

(本当にココ男子校かな?この人本当は女の人だったりして・・・)

僕の想像はかなり広がっていた。
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