本日、学園良好!

僕は放課後に指導室へと向かった。

ドンっ・・・

「イタッ・・・」

「いてぇな・・・どこ見て歩いてんだよ!!あぁ??」

「あ、ご、ゴメンなさい。」

「・・・あぁ?お前が噂の転校生か・・・」

(噂って・・・そんなに広がってるの!?;;)

「はい・・・まぁ。」

金の髪に一本の赤いメッシュが入っていていかにもっていう人だ。

「お前、可愛いな・・・///」

「え?」

「いや、なんでもない。」

「・・・・??」

「それより・・・迷ったのか??」

「あ、いえ・・・今から指導室へ・・・」

「は?お前、あいつの新しい餌になっちまったのか??(怒)」

(餌!?・・・って、なんの?)

「気に入られたのか・・・。」

そう言うと怖い人は僕に背中を向けて歩いて行った。

「ちょ・・・ま、待ってよ!!」

「あぁ!?!?」

(ひぃぃ・・・!!怖い・・・!!)

「・・・俺の名前は一宮翔吾。」

「あ、いや、名前を聞いたんではなくってですね・・・」

「あぁ!?うるせぇ!お前の名前は何だよ。」

「ご、ごめんなさいっ!僕の名前は宮前侑紀です・・・」

「侑紀・・・ふぅん・・・?」

納得したかのようにうなずくと僕の手を引っ張った。
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