my friend
≒第2章

@音楽

あたしが美里と友達になった日から、いろんな人が話しかけてきた。


多少、戸惑ったが何とか普通に接する事が出来るようになってきた。


美里の威力ってすごいなあ、と改めて思った。


-そんなある日


「ねえねえ!結莉っ!これ見てよ!」


「んがあ~?」


「ほら、これっ!ミュージックフェスタって言うんだけど、一緒に出ない?」


「んー別にいいけど?」


あたしは、適当に答えた。


「やったあ♪じゃあ、今日の放課後、音楽室に来てね。」


それを言うと美里は、スキップしながら教室を出ていった。


子供かよ…って、まだまだあたしらも子供か。


ってか、台風みたいだなあ。



< 19 / 201 >

この作品をシェア

pagetop