my friend
ドンッ―


扉が開く音がした。


みんなの視線はそっちに集中した。


「すいませんっ。遅刻しちゃいました。」


そう言ったのは、髪の毛の長い可愛らしい女の子だった。


あたしは目が悪いから、顔はあんまりはっきりとは見えない。


でも、確かに先生はこう言った。


「浜岡、早く自分の場所に行きなさい。」


へえ…


浜岡さんって言うんだ。
どこのクラスだろう?


なんて、一人で考えていたら、浜岡さんはあたしの横に来た。


あたしの横じゃん。
と感心していた、あたし。
ん?
待てよ、おい。
あたしの横が浜岡さん…?
何か、あたし目立っちゃってる?


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