my friend
と笑顔で言った。


こういうところがモテるんだろうなあ…とつくづく思う。


「じゃあな。」


そう言うと裕也は楽器倉庫を出ていってた。


「…犯人はあいつか。」


「結莉?許してあげてね?」


「うん。」


あたしは何かを忘れているような気がした…。


「あ、あいつって誰?」


そうだ。


あいつと言う人がひっかかってたんだ。


「え?あ、結莉には話してなかったね。」


とちょっと悲しそうな顔して言う。


「無理に言わなくていいからね。」


「うん…。でも、話すよ。あたしの過去を…」


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