my friend
「早瀬さんは、高校生なんですよね?」
だから、何?とでも言いたかったが、それでイメージが下がったら困る。
だから、お嬢様みたいに
「あ、はい。」
と答えた。
司会者との無駄な世間話を早く終わらないかと思いながら、適当に答えていた。
「それでは、歌っていただきましょう。」
マイクを持っていた手に力が入る。
…もう、頑張るしかないな。
「では、早瀬結莉さんで『ココア』です。」
聞き慣れた前奏が流れ始めた。
唾をゴクリと飲み込む。
美里がよく見える。
空は……晴れてる。
拓海くん、笑ってるのかな?
あたし、歌うよ。
大好きな美里と拓海くんのために…。
だから、何?とでも言いたかったが、それでイメージが下がったら困る。
だから、お嬢様みたいに
「あ、はい。」
と答えた。
司会者との無駄な世間話を早く終わらないかと思いながら、適当に答えていた。
「それでは、歌っていただきましょう。」
マイクを持っていた手に力が入る。
…もう、頑張るしかないな。
「では、早瀬結莉さんで『ココア』です。」
聞き慣れた前奏が流れ始めた。
唾をゴクリと飲み込む。
美里がよく見える。
空は……晴れてる。
拓海くん、笑ってるのかな?
あたし、歌うよ。
大好きな美里と拓海くんのために…。