生と死
そんな厳しい生活ながらに父親は、夜の街にはちゃっかり出掛けていた。



社長だったあの頃の楽しみが忘れられず、当時通った「フィリピンパブ」のフィリピーナの一人に、熱を上げていた。



父親は、どんな上手い言葉で取り繕ったのか知らないが、フィリピーナも父親に熱を上げたのだろう。




しかし、父親にとっては所詮遊び。




結婚する気も更々無い。




本気だったフィリピーナは、怒った。





そして、じわじわと復讐をする。
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