生と死
父親の女癖の悪さ。

父親の金遣いの荒さ。


頑張る母親を罵倒し、威張る父親。


子供に無関心な父親―




朱美は、そんな父親がいなくなれば良いと、強く願った。




しかし、借金を残されるのは、たまったもんじゃない。





そんな父親は、多くの人から嫌われてるから『抹消したい』と他の人からも思われているんじゃないか、と朱美は考えた。



よくある事件。


恨みつらみからの殺人。


父親も、殺される対象になるはずなのに、以外にいまだに生きている。


朱美自身は殺したいとは思わない。


だってそんな父親の、ちゃちでくだらない命なんかの為に手を汚したくないから。




勝手に死ねば?



そんな感じ。






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