生と死
テレビは、無機質な言葉で「死」を伝えてくる。

それはいわば、他人事だからだろう。

こんなことを今日は伝えてきた。




33歳の女性が、知らない人間の手で殺された

それは、金目当てだった

裏サイトで知り合った、殺人希望者たちが集まり

実際に、人を殺しちゃった

そう、「殺しちゃった」

そんなノリで

手持ち等、所詮33歳の女性だ

少ないに決まってる

けれど、どうでも良かったのだ

奴らからしたら、殺せれば良かったから

生きてる状態で、トンカチで頭を強打した

何度も繰り返され、終いには息途絶えた

遊びだった

奴らは、さぞ満足したろう

女性は、さぞ苦しかったろう

母親は、涙ながらにインタビューに答える

犯人に訴えたい事は?

「謝罪はいりません。同じように、殺してやりたいだけ」

完結で、リアルな言葉

母親は、娘が幼い時に旦那までも病気で亡くしている

ずっと、女手一つで育ててきた

そんな娘を殺された

「私には、何も無い。無くなった」









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