監察天使☆ネノ
「女は大体…王子の肩書きと、俺の容姿で近寄ってきたんだ。」

「俺の容姿でって…ナルシスト??」


突っ込みながら笑うネノ。


少しは俺に興味をもってくれたのかな?

だったら嬉しいけど。



「…まあ、それは置いといて…。

とりあえず、キスしちゃえば向こうだって満足っぽかったし??
たくさんの女とそんな感じの関係だったかなー。」


ネノは、俺の話に眉間にシワを寄せてる。


「レーチって最悪男子だったのねー…。
おねいちゃんは悲しいッ。」

「おいおい、いつネノが姉貴になったんだよ。」


マジ、俺、バカ。

自分の株を下げる話して、どーすんだよ…。




ネノはどう思った??

俺の事──?




とても怖くて聞けないから、心の中で、隣で苦笑してるネノに尋ねる。

答えなんか返ってこないけどな。
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