監察天使☆ネノ
「じゃ〜、ネノちゃん、頑張って来てね〜♪」

「向こうで人間の彼氏できたら言ってね〜☆」

「魔王の息子にイジメられないでね!?」


天使学校の皆が見送りに来てくれた。


「みんなぁぁ、…っ……ぁ…ありが、とぉぉー…!!」


うん。

なんか、ズレてるような見送りの言葉なんだけど…??


「ネノちゃん泣かないで。」


そんな言葉も、もう当分──…魔王様のご子息様がお嫁さんを見つけるまで…──は聞けない。

こう思うと涙がっ、、、止まらない。


「頑張ってね、ネノちゃん!!」


「行って来るね!!」


こうして、学校の寮を後にした。
< 2 / 111 >

この作品をシェア

pagetop