監察天使☆ネノ
「レーチ〜!
お風呂出たよ〜!!」

「……。」


お風呂から出た私は、レーチの部屋のドアの前で叫ぶ。

さっきの様子から、レーチが心配になった私は、ドアを叩く。


「レーチ??入るよ〜??」


ドアを開けると、ベッドに倒れ込むようにして眠るレーチを発見。


「ネ…ノ……。」


寝言を言ってるレーチに、そっと布団をかける。


「おやすみ、レーチ。」


私はレーチの頭を撫でて、自室へ戻ろうとした。


「ネノ…すき。」


ドアに手を掛けた時、レーチが寝言を言った。


「ネノも…レーチが好きになっちゃったよ…。」


相手が寝てるのを良いことに私も本当の気持ちを告げる。

そして、レーチの部屋から出ると、静かにドアを閉めた。
< 26 / 111 >

この作品をシェア

pagetop