監察天使☆ネノ
まだ5時…。

それでもウッカリ、ネノに先に学校に行かれない為に待ち伏せする。


納得いかねーもんは、いかねーんだ。


ネノが“ダメ”って言ったのは、俺の為。

って事は、ネノが“嫌”なんじゃない。

だったら、俺に選ぶ権利があるんじゃねーか!?


…ちょっと、こじつけなような気もしないこともないが、ネノと一緒に居れるならなんでもいいや。




…なんて、思っていたら、ネノの部屋で物音がした。

ほうほう。

随分と早いお目覚めで。

俺より先に起きて先に学校へ行ってしまおうという作戦か。

…ま、失敗だけどな〜。


ネノの姿も見えていないのに、勝手に想像してニヤケてしまう俺は重症か。












それから30分…。





女の子の支度時間って長い…。

でもよー、術を使えば一発だと思うんですけど??





そう思ったとき、丁度ドアが空いた。

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