監察天使☆ネノ
学校が“ゴールデンウィーク”とかいうのに入り、かれこれネノとの生活も、もうすぐで2ヶ月。
まだ、俺はネノから『好き』の言葉をもらっていない…。
変わりに星影からは毎日のように貰ってるけどな…。
学校からの帰り、ネノとデートがしたくて聞く。
「ネノ、どっかいきたい所ある?」
「んー…と。
じゃあ…遊園地に行きたいなっ。」
そして、今日。
…ネノの言葉の通り、来たのはいいが。
連休の初日から遊園地は人がたくさんいた。
「レーチ、レーチ!
あれに乗ろ──!!」
ヒラヒラのミニワンピースを翻したネノが指差す先には、ジェットコースター。
魔界のよりも規模が小さいが、その分、限られたスペースをぐるぐるとしたのがダルかった。
「レーチ…?
大丈夫〜??」
「あ、ああ。
なんたって、あんな小さな範囲をぐるぐると…まったく…。」
ぶつくさ言う俺にネノがコーヒーを差し出す。
「もうジェットコースターは乗らないから、機嫌なおしてー。」
その後、お化け屋敷──…魔界で見慣れたから全然コワくなかったが…──や、空中ブランコ(乗りたくなかったけど…)を回った。
「レーチはぐるぐるが嫌いなんだね〜。」
「…はい、そうですね。」
手を繋いで歩いていると、いきなりネノが止まった。
「…?」
「…アレン様…。」
まだ、俺はネノから『好き』の言葉をもらっていない…。
変わりに星影からは毎日のように貰ってるけどな…。
学校からの帰り、ネノとデートがしたくて聞く。
「ネノ、どっかいきたい所ある?」
「んー…と。
じゃあ…遊園地に行きたいなっ。」
そして、今日。
…ネノの言葉の通り、来たのはいいが。
連休の初日から遊園地は人がたくさんいた。
「レーチ、レーチ!
あれに乗ろ──!!」
ヒラヒラのミニワンピースを翻したネノが指差す先には、ジェットコースター。
魔界のよりも規模が小さいが、その分、限られたスペースをぐるぐるとしたのがダルかった。
「レーチ…?
大丈夫〜??」
「あ、ああ。
なんたって、あんな小さな範囲をぐるぐると…まったく…。」
ぶつくさ言う俺にネノがコーヒーを差し出す。
「もうジェットコースターは乗らないから、機嫌なおしてー。」
その後、お化け屋敷──…魔界で見慣れたから全然コワくなかったが…──や、空中ブランコ(乗りたくなかったけど…)を回った。
「レーチはぐるぐるが嫌いなんだね〜。」
「…はい、そうですね。」
手を繋いで歩いていると、いきなりネノが止まった。
「…?」
「…アレン様…。」