監察天使☆ネノ
「くやしいンだぁ〜?」


隣からいきなり声をかけられびっくりする。

そして、ハメられた事に気づく。


「ネノ…!!」

「大丈夫よ…ネノちゃんには手出ししない。
アレンゎ、ぁたし以外に興味ないもんねぇ〜。」


星影が俺の手に自分の手を絡める。


「ゃ…やめろよ!!」

「離せないでしょ〜?
はぁー、本当はこんな方法ゎ嫌だったんだケドなぁー。」


離そうとしても力が上手く入らない。

動けない…。


「レーチ…魔界の、王子様ぁ…。」


星影が囁いて俺に近づく。


「ゃ…め…ろッ」

「カワイソー、唇すら動かすのが難しい??」


星影がニヤっとわらって、唇を重ねる。








別に、つい半年前は何とも思わない女と唇を合わせても平気だった。


今は…

ネノ以外とは絶対に嫌…だ。











ネノ…

ネノ…

ネノ…?











ネノって、誰だ??
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