監察天使☆ネノ
家に着くと、レーチは帰っているみたいで。


私はレーチの部屋を叩く。


「ちょっとー!!レーチ!?
拗ねてないで出てきてよー!!」


カチャ…という音と共に出てきたのは…

そこに居ないハズのミーラちゃん。


「…!!
怜知、この子よ!!」


ミーラちゃんが私を指差す。

すると、レーチが出てきて…。


「なんでお前、居んの?」

「なん…って!!私、レーチの監察天使だよ!?
居て当然…ッ」


パチンと私の頬にレーチの手が飛んできた。


「いったぁー。」

「俺の監察天使は未来だ!
お前なんか知らねーんだよ!!

俺と未来に近寄るな!!!!」


…え?

…は??

…ふぇ??


何、何、なに〜!?


ズキズキする頬を抑えて、立ち尽くす。


「怜知〜、女の子に手を上げちゃだめだょぅ…。」

「いいだろ、コイツには。

散々、未来を傷つけて来たヤツだろ…??」




私が悪い…。

そう。

レーチとはぐれてしまった私の自己責任。


でも、だからって、そんなに怒らなくてもぉ……。




「レーチ…?
ごめんなさい…許して??

もう、自分勝手な事しない。
だから…」

「ぐだぐだワケ分からねー事、言ってんじゃねーよ。

早く家からでていけ!」


すると、ミーラちゃんがレーチに言う。


「…気分悪くなっちゃった…部屋…戻ってるねぇ…」


そして、私の部屋へ!

なんで??
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