監察天使☆ネノ
「どうした!?その格好!?」

「…ぅん。ちょっと…。」

「“ちょっと”どころの話じゃない!!
ゥチに来なよ!!」




そうして、来た宮古さんの家。

宮古さんはアパートで独り暮らしをしていた。


「詳しい事は後で聞く。
とりま、風呂入ってきな??」

「…宮古さ…」

「宮古さん、じゃなくて羅菜って呼んでくれたら嬉しいな。」


『入って。』と、玄関で立ち止まっていた私に羅菜ちゃんが背中を押す。







羅菜ちゃんはギャル系って言われる女の子で、近寄りがたい感じだからクラスの子もあんまし関わらなくて。

ある意味、私と同じだった。






だからかも知れない。

羅菜ちゃんなら信じれる気がしたんだ。
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