監察天使☆ネノ
次の日。

ゴミ箱にカップ麺ばっかりだった事から、料理をあんまりしないと見た私は朝ごはんを作る。

置いてもらうなら、これくらいはしないとね。


「ねの…おはよ…。

………!?すごっ!!」


テーブルの上を見た羅菜は驚く。


「ネノ、一緒に暮らさせてもらう代わりに、家事やるからっ……いい??」

「んー!
やっとこれで、カップ麺生活おさらばだッ!!

もちろん、いいって!!

ってか、王魔の所に戻る前に教えてー??」








いただきますをして、朝食を採っていると、黒い羽舞い降りてきた。


「ネノ、こんにちは。
レーチの父親だ。」


そこに現れたのは、魔王様!?


「こ、こんにちは!!」

「うはー、本物だよ…!!」


焦る私と感激する羅菜ちゃん。

羅菜ちゃんを見てニッコリ笑うと、魔王様はすまなそうに私を見た。


「ばか息子が、妖術にかかったばかりに、君には迷惑をかけたね。」


…!?妖術!?


「妖術って、星影がやったの!?」


びっくりする羅菜ちゃん。
私は…レーチの事、考えないようにしてたから、思い出して泣きそうになる。


ミーラちゃんの妖術は一流だ。

大天使くらいにならないと解けないくらい強力。




…諦めろって事…??
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