監察天使☆ネノ
「天使ちゃんは可愛い女の子みたいだから可愛がってやるんだぞ、我が息子よ!」


…は??


「男では、ないのですか??」


なぜ!?

俺が!?

女天使と一緒に暮らさねばならない??


「うーん…まぁ、いいではないか、わはははは!!
失敗は…し・な・い・よ・う・に・なぁ〜、レーチくん♪」


この親父…完全に腐っとる。


「天使など…嫌いですので、父様が心配なさることはないかと。」


俺は天使が嫌いだ。

奴らは自分たちが正しいと傲慢な考えを持っている。


好きになる事などない。



俺は父様を睨み付け、地上界への扉を開いた。
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