監察天使☆ネノ
大体さ、何話したらいいのかなって。


私を思い出して?

元のレーチに戻って?


…どれも、ダメ。

言った所で、『は?』で、終了〜♪



はにぁ〜、どーしよ…。



「ネノちゃん、調子はいかがぁ??」


昼休み、屋上でぼんやりしてたら、ミーラちゃんが私の前に立っていた。


調子?

…ミーラちゃんのせいで、最悪だってば。


「あはは、あんまり良くないかなぁ…。」


そう思いつつ口では上手いこと言う。

無駄な争いはしたくない。

ミーラちゃんは私と戦いたいの??かな?


「ネノちゃん、諦めて天界に帰っちゃえば??」


…それは、元はミーラちゃんが…


「怜知は、私のモノだし♪」


…レーチは……。


「ねのー…!!」


羅菜ちゃんが呼ぶ声がした。


でも、もう我慢できないよ…。










ネノが黙ってるから、嫌がらせするの??

じゃあ、意思表示したら、やめてくれるの??


──…なんで、ネノなの??
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