監察天使☆ネノ
「な、な、なー…!?!?」


やめて、やめて…って騒ぐ私をレーチは逃がすまいとキツく抱く。


「ぐ…ぐるじい…!!
レーチ!!逃げないから…助け…て、死ぬ、死ぬ!!」


少し腕が緩むと、私は荒く呼吸する。


「ネ、ノ…??」

「ぅん…?」


レーチの顔を見上げると、重なる唇。


「…っ、れぃ…ちッ……ンっ…」


唇の間からレーチの舌が入ってきて、私の舌と絡み合う。

その音が反響して、さらに恥ずかしく感じる。


力が入らなくなって、死ぬって思うのに制止できない。

なのに、レーチは更に深くキスをする。


唇が離れる頃には、私は過呼吸ぎみ、レーチもソレなりに息を切らしていた。


「ネノ…ごめん。」


私に腕枕をして、頭を撫でるレーチ。


「レーチのばかぁ…遅いよぉ…。」


私はレーチの胸に顔を埋める。


…レーチの匂いだあ…。

久々の香りに安心しながら、私は目を閉じて鼓動を感じる。

…レーチもドキドキしてるっ。
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