監察天使☆ネノ
大事なこと…言わないと。



私は、起き上がり、ベッドに正座する。


「…?」


レーチも起き上がって座る。


…さあ、言おうと口を開くが、すぐに閉じる。

恥ずかしい…。


「レーチ、ぁの、あのね、ネノ…」


レーチは黙って私を見て聞いてくれてる。

でも、私は恥ずかしくて下を向いてて…。

これじゃいけない!!と思い、レーチの目を見る。


「あのっ…ぇと、その、だから…っ」


なかなか出て来ない言葉に私は焦った。

すると、レーチは手を伸ばしてきて、片手で私を抱く。


「もう…分かった。
いいから…我慢できなくなるから、ヤメテ。」

「…レーチ…大好き…っ。」


“我慢できなくなるから”って言葉に引っ掛かったけど、それよりも、自分の気持ちが口から溢れ出す。


「レーチ…」

「…ん?」

「…好きぃ…」

「うん。」

「大好き…」

「…俺も、ネノが大好き。」


もう一度、深くキスしたけど、今度は私に合わせてくれたから、あんまり苦しくなかった。
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