監察天使☆ネノ
「なぁ、また…遊園地行かねぇ??」

「へ!?」


俺達は1限目をサボりつつ、屋上でそのまま日向ぼっこをする。


「あの時のリベンジ…。
ネノと観覧車乗ってなかったし。」


空を仰ぎ見て目をつぶる。

あぁ〜、あん時の俺、マジ死ね…。


「もう、遊園地は…いい。」


ネノはうつ向いて言った。


「…何で??」

「いいから、いいの!!」


膝を抱え込んで言うネノは、駄々をこねる子供みたいだった。


「ネノは…家にいたい。
誰も居ないから、そっちの方がいいもん…。」


恥ずかしがりながら呟くネノ。

…こんな姿を見れるのも、俺だけだ…という優越感に浸り、俺はネノの肩を抱いた。
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