夏恋〜大好きな君へ〜
「よっ、ツインズ。
ばあちゃんは?」
『畑に野菜取りに行ってるよー』
流石ツインズ。
ハモってますね。
とりあえず僕は荷物を置いて畑にいるばあちゃんに挨拶しに行った。
年寄りなら必ず言うであろう「あらぁ、まぁ随分と大きくなったわね〜」と言われながらばあちゃんは僕のところに来た。
「久しぶり。元気だった?」
「当たり前だけん。
ぴんぴんしちょるよ。
爽司も元気にしちょったか?」
男らしくなっちょー
と付け足して微笑みを見せるばあちゃんは本当に元気そうだった。
「春香ちゃんたちが来ちょるけん。疲れてるかもしれんが相手しちょって」
『爽にぃっ、川行こうっ』
双子ってここまで綺麗にハモるもんかねー。
と、思いながらも双子たちの手をとって川に連れて行った。
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