夏恋〜大好きな君へ〜
彼女の名前は近藤夏江(カエ)。
僕より三つ年下で中学二年生。
彼女、中二にしては大人っぽさがでていて高校生でも通用しそうなくらい美人。
「本当に先ほどはすみませんでした」
大丈夫ですか?
と心配そうに僕を見つめる彼女。
不覚にもときめいてしまった僕がいた。
「…っ…何であんなところから落ちてきたの?」
道があったでしょ?
と聞くと彼女は
「此処に来るの初めてでちょっと散歩してたら迷ってしまって…。
うろちょろしてたら足を踏み外してしまって落ちてしまいました」
「…初めてなの?此処」
はい。 と応える彼女の表情は曇っていたような気がした。
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