夏恋〜大好きな君へ〜
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ツインズたちも川から上がって熱いと騒ぐもんだから、仕方なくそこら辺の小さい店でアイスを買った。
ツインズと僕と…夏江ちゃんの分。
「はい」
『わぁいっ!ありがとー爽にぃ』
「夏江ちゃんも」
「えっ、あ…ありがとうございます。お金…」
「いーよいーよ。奢り」
遠慮がちにパピコを加える夏江ちゃんは可愛いらしい。
ツインズたちは何気に夏江ちゃんと仲よさ気。
僕のいない数分でよくまぁここまで…。
流石、ちびっ子。
そしてさっさと食べ終わってまた川に飛び込む奴ら。
「可愛いなー…あたしも兄弟ほしかったな」
「ハハッ、僕もたまに思うけどこーやって相手してるとウザイときもあるから、僕は一時的な兄弟でいーや」
僕らは他愛もない話を一時間くらい続けた。
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