夏恋〜大好きな君へ〜
僕は振り返ると夏江ちゃんは何かいいたげな顔をしていた。
「どうしたの?」
「…っ…名前っ」
名前?
「名前…教えてください!あ、あとよかったらアドレスとかも……」
ちょっと頬を染める夏江ちゃん。
…可愛いな……。
僕は夏江ちゃんの方に向かって携帯を取り出した。
「名前は片瀬爽司。高二です」
一言言って僕は夏江ちゃんの携帯に自分の携帯を向けて赤外線でデータを送った。
携帯向けるとき、夏江ちゃんの慌てた様子もよかったなー…。
見た目高校生っぽいけど行動とかは中学生なんだなって思う。
自分からアドレス教えてほしいって言ってきたのに用意してないところも…
うん、可愛い。
…さっきから僕、「可愛い」しか言ってなくない?
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