夏恋〜大好きな君へ〜


夜―…。


ばあちゃん家に帰り夕飯を食べ終わった頃に、先に帰っていたツインズの春紀たちが隣の自分家からまた遊びにきた。


…僕、宿題やりたいんですけど。


こうして一々持ってきてる僕って偉いと思わない?


それと、夜なんだからゆっくりさせてよ。


昼間なんて遊んでやったじゃん。

見てただけだけど…。


アイスだって買ってあげたのに。


君達だって小学生なんだから宿題の一つや二つあるだろ?


と、ぶつぶつ一人で思っているだけでちゃっかり花火をして遊んでやってる僕がいた。


…ちびっ子たちだから許してやろう。


ベランダに座って花火をしてはしゃいでるツインズたちを見ていると


ポケットに入っていた携帯が震えた。





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