夏恋〜大好きな君へ〜


携帯を開くと…


【夏江です。
今日は怪我をさせ、アイスまで奢って頂いてありがとうございます!

ちょっとの時間だったけど一緒に話もしてくれて嬉しかった!】


と書かれていた。


まだ続きがあって携帯のカーソルで下の方に移した。


僕は思わず吹き出してしまった。


「爽にぃ、何一人で笑ってんのー?」


「キモいよー。
笑うなら心ん中で笑うか、部屋行ったときに笑ってー。不気味ー」


……ムカつく。


失礼窮まりないツインズだな、おい。


僕のことは気にしないでぱちぱち花火でも振り回してろよ。


僕は作り笑いをした。
内心、四つ角マークでいっぱいだけどね!





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