夏恋〜大好きな君へ〜
はーるーかーちゃーん?
と無言の圧力を送ると春香ちゃんは肩を竦めてご飯をちょびちょび食べはじめた。
「…んん、あの子は彼女でも何でもないよ」
昨日、知り合ったばかりだよ。
と付け足して、春香ちゃんの言った誤解を解いた。
ばあちゃんをチラ見すると微笑ましく僕を見ていた。
「…なに…」
「おほほ、何でもないけん」
そう。とだけ返事をするとばあちゃんは僕に言ってきた。
「大事にするんよ。その子のこと」
ばあちゃんを見るとご飯を口に運びながら話していた。
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