夏恋〜大好きな君へ〜


「…っ…ぷっ」


後ろから笑いを堪えるような声がした。


多分、女の人。


もしかして…。


その人は遂に堪えきれなくなったらしく、声を上げて笑った。


「〜っ あははははは!!
可笑しいっ…ぷっ…アハハ!大丈夫!?爽司くんっ」


「…か、夏江ちゃんっ」


彼女だった。


つーことは、水をかけたのは夏江ちゃんですか。


後ろにいたから全然気づかなかった。


ていうか…


「おはよっ爽司くん」


ずっきゅーん…


めちゃ可愛ーすね。

今、心、弓で打たれたよ?天使さんがいましたよ?





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