夏恋〜大好きな君へ〜






ジリジリとアスファルトから熱が沸いて来る今日この頃。


電車で2時間、一時間に一本というバスに乗ってまた一時間半。


僕は長時間座りぱなしの状態でばあちゃんの住む田舎に着いた。


そしてまた駅からばあちゃん家まで30分歩く…。





――――――――
――――…


やっとの思いで着いた。


長かった…約4時間だぞ?

朝10時頃家を出たのにもう14時だった。


「ばあちゃーん。
来たよーただいま〜」


玄関を開けて声をかけると奥からパタパタと足音を起ててやってきた。


「爽にぃっ!お帰り〜っ」

「来るの遅いよ爽にぃ」



出迎えたのはばあちゃん家の隣に住むちびっ子兄弟。
春香ちゃんと春紀。
一卵性の双子ちゃんだ。


毎年暇だから遊んでやったらいつの間にか懐かれて一昨年くらいからばあちゃん家にも遊びに来るようになった。





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