待っていたの
仕方なくついて行った先は、迎賓を迎え入れる施設ではなく、後宮の一棟であった。
主室にいつくかの部屋が連なり、一棟としてある。
その一棟、一棟が渡り廊下で繋がっているこの国の王宮の造り。
一棟とその周辺、二棟に迎賓を迎え入れているようだった。
「後宮ははじめてかい…?」
「はい」
もの珍しそうに、キョロキョロと見ていると、手首を捕まえられる。
「えっ…と?」
「キョロキョロしてたら、こけるよ」
「すみません」
男の人だが、どこか安心なのはオネエだからか、手首を捕まえられても、嫌な気はしなかった。
「すごいですね、この衣装たち」
ここは、ショップかと思うほど、豪華絢爛な衣装や宝飾品が並ぶ。
「ありがとう、君はわかってくれるんだね、見所があるよ白夜より」
「ありがとうございます?」
「さ、暇だからね君には僕のおもちゃになってもらうよ?」
周囲にいる空気と化した、護衛達が反応した。
あれから、空気のように何も言わなくなった護衛達だが、さすがに反応する。
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主室にいつくかの部屋が連なり、一棟としてある。
その一棟、一棟が渡り廊下で繋がっているこの国の王宮の造り。
一棟とその周辺、二棟に迎賓を迎え入れているようだった。
「後宮ははじめてかい…?」
「はい」
もの珍しそうに、キョロキョロと見ていると、手首を捕まえられる。
「えっ…と?」
「キョロキョロしてたら、こけるよ」
「すみません」
男の人だが、どこか安心なのはオネエだからか、手首を捕まえられても、嫌な気はしなかった。
「すごいですね、この衣装たち」
ここは、ショップかと思うほど、豪華絢爛な衣装や宝飾品が並ぶ。
「ありがとう、君はわかってくれるんだね、見所があるよ白夜より」
「ありがとうございます?」
「さ、暇だからね君には僕のおもちゃになってもらうよ?」
周囲にいる空気と化した、護衛達が反応した。
あれから、空気のように何も言わなくなった護衛達だが、さすがに反応する。
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