待っていたの
②
彩はゆったりといい気持ちで寝返りを打ち、片足を布団からだそうとしたが出ず、いつもとベットのスプリングもシーツの感触も違う、目を開けて身体を起こす。
今、何時だと携帯を漁るが出てこず、ベットの下か……と思い起きる。
「……あれ?」
左右見渡しても、自分の狭い6畳とは似ても似つかない。
「起きたか、ねぼすけ」
白夜が上半身裸で髪を拭きながら出てくる、その姿に見とれる。
「わ、わ、わたし……」
泣きそうな顔で布団を胸まで引き上げる、彩に何を思ったか一目瞭然だ。
その様子を見て白夜は、ニヤリと口角をあげ悪戯っ子のように笑う。
「大変、申し訳ありませんでした〜」
効果音は『ハハー』だった。
ベットの上で土下座をした彩に、また笑いが込み上げたようだ。
「ああ……人のベットでぐっすりとは、いい度胸だな?」
その言葉に、ハッと顔を上げる。
「え…と、それじゃあ?」
「寝ている女をどうこうするほど飢えてない、それに面白くないしな?」
「あの……ハハハ、ですよね?」
「わかったら、シャワー浴びて着替えて仕事しろ。」
.
今、何時だと携帯を漁るが出てこず、ベットの下か……と思い起きる。
「……あれ?」
左右見渡しても、自分の狭い6畳とは似ても似つかない。
「起きたか、ねぼすけ」
白夜が上半身裸で髪を拭きながら出てくる、その姿に見とれる。
「わ、わ、わたし……」
泣きそうな顔で布団を胸まで引き上げる、彩に何を思ったか一目瞭然だ。
その様子を見て白夜は、ニヤリと口角をあげ悪戯っ子のように笑う。
「大変、申し訳ありませんでした〜」
効果音は『ハハー』だった。
ベットの上で土下座をした彩に、また笑いが込み上げたようだ。
「ああ……人のベットでぐっすりとは、いい度胸だな?」
その言葉に、ハッと顔を上げる。
「え…と、それじゃあ?」
「寝ている女をどうこうするほど飢えてない、それに面白くないしな?」
「あの……ハハハ、ですよね?」
「わかったら、シャワー浴びて着替えて仕事しろ。」
.