待っていたの
初デート
①
結局帰ってくることはなかった、白夜に安心した彩だが、朝食を食べに戻ってきた。
「お帰りなさいませ」
「ああ……」
どこか不満げな白夜の顔、黒麗を送ってから帰ってきた。
「翠翠に、街に下りてもいい格好をさせてもらえ」
「はい」
嬉しそうに笑って、部屋を出ていく。
「門で待つ」
護衛に伝え、ひとり軽装に着替え門まで行く。
その顔は穏やかだった。
.
「お帰りなさいませ」
「ああ……」
どこか不満げな白夜の顔、黒麗を送ってから帰ってきた。
「翠翠に、街に下りてもいい格好をさせてもらえ」
「はい」
嬉しそうに笑って、部屋を出ていく。
「門で待つ」
護衛に伝え、ひとり軽装に着替え門まで行く。
その顔は穏やかだった。
.