待っていたの
恥ずかしい。


「気にするな、自分も泣きたくなる時はある」


「ホントに?」

「ああ……、さあお茶を飲んで陛下の寝室の近くまで送る」


その言葉に優しさを見つける。


「ありがとう、朱貴」

「月妃さま、自分は何を悩んでいるかわからないが、大丈夫だ月妃さまなら」


精一杯の励ましの言葉。


「月妃なんて、呼ばないで下さい。呼ばれたくありません」



お飾りの月妃なんて



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