待っていたの
⑥
王宮に白鳩の足に結ばれた手紙が届き、至急陛下に届けられた。
「彩…から?」
「なに?姫からなの?」
不審に思う、栄達が覗き込む。
手紙を広げ読むと
「あ…!姫もう浮気…?」
「は…?泊まるだと、誰の家だ?」
早速調べさせる。
「陛下がのんびりしてるから、今頃姫襲われてるかもねー」
どこか事態を楽しむ声。
「男とは書いてない」
「でも女とも書いてないよ?」
「つ…栄達、彩は俺が嫌いなんだろうか?」
「自分で考えなさい」
そう言い突き放す。
「女の子は、言わないと何も伝わらないよ?」
「言わないと…?」
カタカタと足を揺らす、王が貧乏揺すりするなど、本来はご法度なのであろうが。
そんな白夜に、栄達は遅い春到来だとほくそ笑む。
27歳の男しかも、一国の王が22歳の女の子に振り回されてる。
この状況が面白い。
「その顔を有効的に使う事だよね、白夜?」
「顔…?」
フムと頷き、考え始めた。他の国の色の方がいいと言われ、服を薄い色に変えられたのはかなり効いたみたいだ。
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「彩…から?」
「なに?姫からなの?」
不審に思う、栄達が覗き込む。
手紙を広げ読むと
「あ…!姫もう浮気…?」
「は…?泊まるだと、誰の家だ?」
早速調べさせる。
「陛下がのんびりしてるから、今頃姫襲われてるかもねー」
どこか事態を楽しむ声。
「男とは書いてない」
「でも女とも書いてないよ?」
「つ…栄達、彩は俺が嫌いなんだろうか?」
「自分で考えなさい」
そう言い突き放す。
「女の子は、言わないと何も伝わらないよ?」
「言わないと…?」
カタカタと足を揺らす、王が貧乏揺すりするなど、本来はご法度なのであろうが。
そんな白夜に、栄達は遅い春到来だとほくそ笑む。
27歳の男しかも、一国の王が22歳の女の子に振り回されてる。
この状況が面白い。
「その顔を有効的に使う事だよね、白夜?」
「顔…?」
フムと頷き、考え始めた。他の国の色の方がいいと言われ、服を薄い色に変えられたのはかなり効いたみたいだ。
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