待っていたの
後ろに居る白夜の言葉と共に耳にかかる吐息。


拘束されたまま、ベットにほうり出された。


ピンクのブリブリベットに、白夜がいる事に笑う余裕などなくて…これは俗に言う馬乗りではないだろうか?と思うばかり


「離れて下さい」

冷静に冷静にと呪文を唱える。


「お前に拒否権はない、あったとしても使えない」

私の権利はこの国には、何もない。


結局、オンナとして道具としてその役目が果たされればいいのか。


力では敵わない、白夜には魔法もある。
この状況は非常にまずい…その事はわかる。


なにか…まずい。
でも経験値ゼロな彩はどうする事も……できない……?
かわす様なテクニックを持ってない。

「退け!触るな!」

足をジタバタ動かし、どうにかして白夜の急所に当てようと試みる。


「暴れ馬か…乗りこなすのは大変だな」

足首を胸に近づけられ、足先に唇を落とされる。


――それは、淑女に対する最高礼だ。

白夜の正装もベットの下に投げ落とされる。


足を上げられている事でパンツは見えているだろう。


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