いちごみるく
☆出会い
入り口の前に着いたのが6時10分。
サキが化粧を直しながら待って居た。
「ユキおそーい!」
「ごめんごめん!お母にとめられてさ!」
「別にいいけど!中入ろ!」
私達は馴れたように中へ入った。
─ドンドンドンドン
久し振りの音楽に胸が騒ぐ。
…だけど、失恋したからかな…。踊る気が全然湧いてこない。
サキはクラブ仲間に会ったのか、いつの間にか居なくなっていた。
私はため息をつき、角の方へ向かう。
メニュー
☆出会い