いちごみるく


怖いとかそうゆうのじゃない…。

胸が高鳴ってるってゆうのかな…?

「手、震えてるよ」

「え…?」

自分の両手を見ると、キモいくらい震えてる。

やっぱり、少し怖かったのかもね。

「ぜ、全然大丈夫です!まじキモいですよね。クラブで誘われて…怖がってるなんて」

笑顔でごまかす。

「そんなことないよ」

また男の人は笑顔で私に言い返す。

まだ…胸が高鳴ってる。

「名前、なんてゆーの?」

「…ユキ…」

「俺はショウ。高校2年」

私の一つ上なんだ。
もっと大人に見えたのに。


 
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