ブルービースト
「違うと、思う」
俯いていたリシアはハッと顔を上げる。
ユノは少女を真っ直ぐ見つめ、それから優しく微笑んだ。
「…怒ってたら、部隊には入れてくれないと思うから」
その言葉にリシアは醒目した。
それからくしゃりと顔を歪め、半泣きでユノにすがり付く。
「うわぁあんっ、ユノさぁんっ!」
「え、ちょっ!そんなにあれに嫌われたくないの!?」
「嫌ですぅ!ブロードさんはわかってくれないけどっ…本気で好きなんですぅっ!!」
かなりどでかい声で恥ずかしいことを口走ったリシア。
ユノは引っ付いてくる女を必死に引き剥がしながらも、何故か自分が赤くなった。
「んな、そんなでかい声で…!ていうか、ハイリアさんは…?」
「ハイリア大好きぃっ!でもブロードさんも好きなの!やだぁあたしどうしよぉお~っ」
あれだけくっつきながらもずっと悩んでいたのか、咳を切ったかのようにリシアは喚き出した。
抱き着かれ泣かれ宥めるユノは、恋愛経験など皆無なので何も言えない。
だがとりあえず墓地でこれは自分が嫌だと思った。
俯いていたリシアはハッと顔を上げる。
ユノは少女を真っ直ぐ見つめ、それから優しく微笑んだ。
「…怒ってたら、部隊には入れてくれないと思うから」
その言葉にリシアは醒目した。
それからくしゃりと顔を歪め、半泣きでユノにすがり付く。
「うわぁあんっ、ユノさぁんっ!」
「え、ちょっ!そんなにあれに嫌われたくないの!?」
「嫌ですぅ!ブロードさんはわかってくれないけどっ…本気で好きなんですぅっ!!」
かなりどでかい声で恥ずかしいことを口走ったリシア。
ユノは引っ付いてくる女を必死に引き剥がしながらも、何故か自分が赤くなった。
「んな、そんなでかい声で…!ていうか、ハイリアさんは…?」
「ハイリア大好きぃっ!でもブロードさんも好きなの!やだぁあたしどうしよぉお~っ」
あれだけくっつきながらもずっと悩んでいたのか、咳を切ったかのようにリシアは喚き出した。
抱き着かれ泣かれ宥めるユノは、恋愛経験など皆無なので何も言えない。
だがとりあえず墓地でこれは自分が嫌だと思った。