ブルービースト
「あんのクソ上司変人サボり魔ヘラ男ムカつくムカつくムカつくムカつく…」
ブツブツ愚痴を並べながら廊下をずんずん進むユノ。
まだ寝てるだろうと向かった彼の部屋には鍵がかかっていたし、一体どこにいるのやら。
彼は出掛けるとき以外は部屋に鍵はかけないので、自室にはいないようだ。
「見つけたらぶっ刺す息の根止めてやる」
まぁその前に仕事を全てやってもらわなければならないが。
そうだその仕事を取ってこようと、ユノはUターンして中将の執務室に向かった。
またも黒いオーラを撒き散らしながら、ずんずんずんずんと大股で歩く。
そんなはしたない彼女は目的地に着くと、目の前にある物を見て一旦立ち止まりきょとんとした。
「…?」
着いたはいいが、微かに扉が開いている。
また隊員の誰かがトランプしにやって来たのだろうか。
しかし、もしそうなら追い払ってやろうと部屋に入ったユノが見たのは──…
「……え、」
蒼い頭。薄茶色の塊。
滅多に使わない机の上で寄り添い合う、それ。
そう、たった今探していたブロードとポチだった。
ブツブツ愚痴を並べながら廊下をずんずん進むユノ。
まだ寝てるだろうと向かった彼の部屋には鍵がかかっていたし、一体どこにいるのやら。
彼は出掛けるとき以外は部屋に鍵はかけないので、自室にはいないようだ。
「見つけたらぶっ刺す息の根止めてやる」
まぁその前に仕事を全てやってもらわなければならないが。
そうだその仕事を取ってこようと、ユノはUターンして中将の執務室に向かった。
またも黒いオーラを撒き散らしながら、ずんずんずんずんと大股で歩く。
そんなはしたない彼女は目的地に着くと、目の前にある物を見て一旦立ち止まりきょとんとした。
「…?」
着いたはいいが、微かに扉が開いている。
また隊員の誰かがトランプしにやって来たのだろうか。
しかし、もしそうなら追い払ってやろうと部屋に入ったユノが見たのは──…
「……え、」
蒼い頭。薄茶色の塊。
滅多に使わない机の上で寄り添い合う、それ。
そう、たった今探していたブロードとポチだった。