ブルービースト
「……………………。」
すぅすぅと寝息をたてる二匹(一人+一匹)。
ユノは目を擦る、がやっぱり見間違いなどではない。
しかも蒼の下敷きになっているのは急ぎの書類だ。
ユノはまた夢を見ているのか、と頬をつねったがやっぱり普通に痛かった。
「………天変地異?」
ぽそりと呟いたユノ。
その言葉にピクリ、とポチが反応した。
さすが犬、耳がいい。
しかし起きることはなく、また寝息をたてはじめたのでユノは溜め息をついた。
とりあえず起きてもらおう。
「ブロードさん」
ポチを起こさないようにすっと歩み寄って彼の右肩を揺らす。
恨みがこもって少し力が強くなったのか、上司は呻くともそりと動いた。
そしてユノの目論み通り、そこでポチが気付いて起き上がる。
「きゅん」
「おはようポチ」
挨拶しながらもブロードを揺らし続けるユノ。
あんまりにも起きないのでだんだん激しくなっている。
「……ううーざーいいぃ…」
「うざいのはアンタです早く起きてください」
「んん…あれ、朝?また寝ちゃった…?」
すぅすぅと寝息をたてる二匹(一人+一匹)。
ユノは目を擦る、がやっぱり見間違いなどではない。
しかも蒼の下敷きになっているのは急ぎの書類だ。
ユノはまた夢を見ているのか、と頬をつねったがやっぱり普通に痛かった。
「………天変地異?」
ぽそりと呟いたユノ。
その言葉にピクリ、とポチが反応した。
さすが犬、耳がいい。
しかし起きることはなく、また寝息をたてはじめたのでユノは溜め息をついた。
とりあえず起きてもらおう。
「ブロードさん」
ポチを起こさないようにすっと歩み寄って彼の右肩を揺らす。
恨みがこもって少し力が強くなったのか、上司は呻くともそりと動いた。
そしてユノの目論み通り、そこでポチが気付いて起き上がる。
「きゅん」
「おはようポチ」
挨拶しながらもブロードを揺らし続けるユノ。
あんまりにも起きないのでだんだん激しくなっている。
「……ううーざーいいぃ…」
「うざいのはアンタです早く起きてください」
「んん…あれ、朝?また寝ちゃった…?」