1億の☆


「いったぁぁぁい!!」



來に電話したら、
『どこで何してたんだ!』とか、
『なんで電話がつながらないんだ!』とか、
散々怒られ挙句、

ただ今帰ってきた來から、頭に拳骨をくらった。



「ったく、心配させやがって。」


來は私を殴った拳を広げ軽く振ると、私の隣に座る。


「だから散々謝ったじゃない!!」


殴られた頭を擦りながら抗議をするが、当の本人は知らん顔で夕飯を食べ始める。



その態度にムカついて、目の前にある來の好物を取り上げた。






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