奪ったのは君か僕か
何を食べたって同じ。


美味しいとか、



美味しくないとか、




そんな感情



忘れてしまった。




無の空間の中で



私は死を選んだはずなのに




あの月の綺麗な夜に



光を見つけてしまった。



もう、逃げれない



ルキーニ…彼は私を救った。



月明かりより眩しい彼に



心を、奪われた。



本当は知っている。


彼が『死神』だってこと。



いつか西洋の本で読んだわ。



こんなに美しい『死神』がいるのね、


こんなに優しい『死神』…
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