奪ったのは君か僕か
私の腕の中で震え、泣きじゃくる紅葉。


すまない、もう止めれない、


ずっと待っていたんだ。


「お前がほしい」


そなたの甘い甘い蜜で


満たされていたいんだ。








あぁ、なぜ私は将軍なのだろう。

普通に恋愛をし、何気ない日々に

幸せを見出し、感じる。

それがなぜ、私にはできないのだろう。




泣き疲れて眠る紅葉を腕に抱き

こんなに近くにいるのに

遠く感じるそなたに優しくキスをした。



このような形でしか手に入らないなんて

私はどうして将軍としていきているの
だろうか…
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