奪ったのは君か僕か
「この身、この心、私のすべてを
 栄蔵さんに捧げます!…どこに
 いたってこの気持ちは揺るぎま
 せん!…だから信じて、どうか
 私を…城に…」


心が壊れそうだった。

でも…紅葉の家族想いなところに
も俺は惚れているんだ。

信じてるよ、

愛してる。

だから…


「…わかった。」


そう、言ってしまったんだ。

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