奪ったのは君か僕か

死神たちの想い

順調におなかの子供が育ってきている。

日に日に母になる喜びを感じている。

「ルキーニ!男の子かしら、女の子
 かしら。ふふ、楽しみだわ。」

「女の子だったら俺がもらってやる!」

「だーめ!ルキーニはそ、その…」

私といてくれなきゃ…

やなの…

なんて言えないけど…///

「?なんだよ!顔真っ赤にしちゃってさ!」

「いいの!」



「おい、紅葉。入るぞ?」

「!将軍様…!どうぞ。」

「様子が気になってな、体調はどうだ?」

「えぇ。大丈夫でございます。」

「そうか。何か食べたいものはないか?
 用意させるぞ?」

「いえ、ございません。」

「いや!食べなくてはいかん!
 そなたは食が細すぎる!!!
 母子ともに健康でないと意味がない!」

「将軍様は心配しすぎですよ。でも…私、
 甘いものが食べたいです。お願いしても
 いいですか?」
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