奪ったのは君か僕か
「…っはぁ」


「ルキーニ?大丈夫?なんだか顔色が
 悪いわよ?」


「平気だよ、それよりこの香はいい
 香りだなぁ。モミジが選んだのか?」


「そうなの!街のお店で気に入ってね…」


だめだ、日に日に体力がなくなっている。


モミジには体調が悪いの知られたくない。


でもな、不思議と怖くないんだぜ?


消えてしまうのがわかっていても…


でも贅沢をいうならば


最後に


君に


触れたい…
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